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多汗症の治療法

・塗り薬を使用する方法
多汗症の塗り薬の塩化アルミニウム液の別名は「汗止め液」とも呼ばれ、この塗り薬は多汗症対策に効果が期待できます。

 

汗を出す汗管の細胞に直接働きかけ、この官を閉塞することにより多汗症の症状に直接アプローチします。

 

この塗り薬を塗って治療する場合、継続的に治療する必要があり、全ての多汗症患者さんに効果がある訳ではないのではありません。

 

もちろん効果を実感できない方もいますし、症状に関する効果が現れるまでに時間がかかる人もいます。
効果が表れるまでに1〜3日で効果が現れる人もいますが、何の効果も得られない人がいるのも現状です。

 

どちらにしても効果はずっと続く訳ではないので、病院やクリニックで治療を続けることが必要です。

 

・カウンセリング療法
カウンセリング療法とは具体的に、汗に対するネガティブなイメージを払拭したりするために行われます。

 

例えば多汗症患者さんが「もし今この場で汗をかいてしまったらどうしよう…」「汗がたくさん出すぎるため人前に出られない」なんていう「予期不安」というものがあります。

 

「予期不安」とは、その不安でまた汗をかいてしまうという負のスパイラルに陥ってしまうということです。
医師とのカウンセリングはこういった汗に対するネガティブ要因・イメージを取り除くために行われます。

 

・経口薬の投与
多汗症の治療に処方される薬の種類には、抗コリン剤、交感神経抑制剤、抗不安薬があります。

 

「交感神経抑制剤」
汗は交感神経(自律神経)が興奮する時に多く分泌されるので、自律神経の乱れを整える薬として使用されます。

 

「抗不安薬」
不安や緊張を和らげ緊張時に伴う多汗症の症状を緩和させるために用います。
「抗コリン剤」
交感神経の末端から、発汗命令を伝達するのが「アセチルコリン」という物質です。
神経から汗腺にアセチルコリンという伝達物質が大量に放出されることから、多汗症は悪化してしまいます。

 

抗コリン剤はアセチルコリンの放出を抑えることで発汗を止める働きをします。

 

しかし抗コリン剤は、汗を抑制する作用に特化していますが「口渇」「排尿障害」「目のかすみ」「発疹」などの副作用が現れることがあります。

 

・手術による治療法
最近の多汗症患者さんが受ける手術の中で一般的なのが、発汗を作用している交感神経節を切断する「胸腔鏡下交換神経切除術」と言われる胸腔鏡を使って胸部交感神経を遮断する手術です。

 

この手術なら90%以上の確率で治すことが可能です。

 

手術法は、全身麻酔を施し、わきの下の皮膚を2〜4ミリ程度切り内視鏡をいれます。
傷口もとても小さく、手術時間も短いので負担は少ないとされています。

 

ただ、この手術は手のひらや足の裏の汗を抑えることができるものの、術後、手のひらや足の裏以外の部分から汗が出る代謝性発汗(反射性発汗)が起こることがあります。